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安東徳子のごきげん語録1252 4月7日

【"美味しい"のゆくえ】

ウニを食べるなら

...

美味しい

ウニを食べるなら

...

北海道の

小樽の浜辺で

旬の7月に

...

海から揚がったばかりの

海水が滴り落ちてる

捕りたての

ウニを食べる

...

たった今

浜にあがった

捕りたての

ウニを食べる

...

ウニを食べるなら

ウニだけを食べるなら

ウニだけを味わうなら

...

これ以上の食べ方はない

...

それは

誰でも知っている

...

そして

そのうちに

誰かが思う

...

この味を

東京でも

食べられたら?

...

ミョウバンにつけずに

このままの味を

東京でも

食べられたら?

...

仕入れと

流通を工夫して

...

そして

いつしか

...

空輸で

東京に届くようになる

...

冷房の効いた

寿司屋のカウンターで

備前焼あたりの

素朴な皿に

色鮮やかな

薬味と共に

盛り付けられた

"小樽の浜辺のウニ"

が供されることになる

...

それがさらに

唐津焼あたりの

手触りの優しいお猪口に

注がれた

吟醸酒と共に現れたり

...

海老だの

カニだの

"他のスター"たちとの

共演になったり

...

"小樽の浜辺のウニ"

は進化する

...

その進化の未来は

果てしない

...

それが

「食文化」

...

"もっと美味しいもの"

を追い続ける

人間たちの知恵

「食文化」

...

美味しさに

限界はない

...

美味しさがくれる

"ごきげん"に

限界はない

about the photo : 10通りのパスタとワインのマリアージュ 体験!@ホテル雅叙園東京 カノビアーノ 最高の仲間たちと共に

 -- with Makoto Motonakano,Hideki Ebeto and Satoshi Tateda.

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